昨日は人権教育講話で長門市の阿波ひろみさんをお迎えして「あなたがいるだけで・生まれてきてくれてありがとう」と題して講話をしていただきました。
阿波さんの息子さんの闘病(拘束型心筋症)生活をとおして命の大切さを再度、考える時をいただきました。生徒達は真剣に話を聞いていました。2・3年生は昨年、家族(熊毛南高校)の一人を事故で亡くしているので痛いほど心に染みたと思います。1年も話の内容にのめり込んでいました。
阿波さんの息子さんはアメリカでの心臓移植によって命が繋がりました。当時の日本(2007年)では15歳未満の臓器移植は法律で認められておらずアメリカかドイツでしか移植はできなかったそうです。今では法律も改められ日本でも出来るようになったそうです。
私も再度、命の尊さを考えさせられる講話でした。
「ひとつの消えゆく命から消え入りそうな命を紡いでもらい、ふたつなくなるはずの命のひとつが助かり、新しい命を生きていく。」助かった命はドナーの命とともにその後の人生を歩いていくという、たいへん厳かで尊い愛の医療、それこそが移植医療などだということを再認識をし、講話を聞きながら涙が止まりませんでした。
そして最後に移植を受けた家族として、見えないもう一つの命を愛し、抱きしめ、愛していきたいと言われた阿波さんの想いを私も共有していきたいと思います。