7限のLHRでは、1年次生は「セルフ・アサーション」、2年次生は先週の月曜日、1年次生のためにお招きした講師の皆様にご来校いただき、ボランティア講座を開催しました。ボランティア講座の内容については、先週実施したものと同じです。
「セルフ・アサーション」(Self-Assertion)とは、直訳すると「自己主張(自己表現)」という意味で、近年は大学や企業などでも教えられているコミュニケーション法のことです。
「アサーション」とは、自分と相手を互いに大切にしながら、自分の意見・考え・気持ちを素直にその場にふさわしく表現することです。
私たちは人との関わりの中で、不本意に自分を押し殺して後悔したり、反対に感情的・攻撃的になって後味の悪い思いをしたりすることがありますが、アサーションの考えを取り入れ、他者との違いを受け入れることで、自分らしさのほか、相手らしさを認めることができ、もっと豊かな人間関係を築くことができるそうです。
「自己主張」というと日本では若干良くないイメージがありますが、この場合は、単に自分の言いたいことを一方的に言うのではなく、相手と自分を大切にしながら伝えることを意味しています。アサーション・トレーニングでは、①攻撃的(Aggressive)②非主張的(Non-assertive)③相手も自分も大切にする(Assertive)コミュニケーションに分類されます。最も理想的なタイプが③です。
演習や発表を取り混ぜながら、1年次生は、③のコミュニケーション方法を学びました。