校長室での3年次生との面談も半分終わりました。生徒たちの夢や志を聴くことはこちらもワクワクします。その夢や志を叶えるためにはどうしたらいいか。
大リーグで活躍する大谷翔平選手は高校生の時、曼荼羅チャート(目標達成シート)を作成し、81個のマス目の中央のマス目に「ドラ1 8球団」と最大の目標を書いていたそうです。その周囲には八つの目標を置き、「体づくり」「球速160キロ」「コントロール」「メンタル」「人間性」「運」などを位置付けていました。その内、「運」を強くするために大谷選手が考えたのが、「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「道具を大切に使う」「審判さんへの態度」「プラス思考」「応援される人間になる」「本を読む」の八つです。こうした具体的な目標が彼の生活をハリのあるものにし、彼を成長させ、最大目標の実現へと推し進めていったことは容易に想像できます。
この話を校長室に来る野球部の生徒にしたところ、彼らも曼荼羅チャートをかいていることを知りました。「それで、なんて書いてるの。」と尋ねると、「全国制覇」という答えが返ってきました。本校の生徒も負けてないぞと頼もしく思いました。