「まず貯蓄、残りで暮らす」「消費は週足(しゅうあし:1週間単位)で管理する」「目的別に4つの貯金箱を用意する」などすぐにでも実践したくなることから、「ただよりこわいものはない」「18歳成人を待ち受ける金融リスク」など生徒たちも知っておくべきお金のリスクについても書かれています。
なにより、菅井先生は、働いてお金を得るということは「人が困っていることを解決したことへの感謝と感動の対価だ」と言われます。そのためには、人の困っていることや不便に感じていることを「発見」する力、人に言われずとも自律的に動ける行動力、そして親切心が必要だと。これは、本校の校訓「叡智」「自律」「友愛」に深く関わる内容だと思いました。
「お金の町医者」とも呼ばれる菅井先生のお話は、生徒たちが将来のことを考える上で、必要かつ元気の出るものになりそうです。
校長室に飾ってもらっている花(アジサイ) |